RI会長からのメッセージ
2024年7月
ステファニー A. アーチック(米国ペンシルバニア州/McMurrayロータリークラブ所属)
RI理事、ロータリー財団管理委員、研修リーダー、ロータリー財団地域コーディネーター、RI会長代理など、RIで数多くの役職を歴任。3回の規定審議会で代表議員と特別議員を務めたほか、ロータリー戦略計画委員会とロータリー財団百周年記念委員会の委員長、選挙審査委員会・運営審査委員会など、さまざまなロータリー委員会の委員を歴任しました。
1991年にロータリーに入会して以来、インドとナイジェリアでの全国予防接種日(NID)の活動、ベトナムでの小学校建設、ドミニカ共和国での浄水器設置など、さまざまな国際奉仕プロジェクトに参加。複数のスラブ語を学び、ウクライナの新会員の指導にあたったほか、ポーランドでは乳がん検診用のX線撮影装置と生検ユニットを病院に設置するロータリー財団補助金の調整を担当しました。ポーランドのクラクフ・ロータリークラブは記念冊子の中で、共産主義後のポーランドにおけるロータリーの復興を手助けした重要人物としてアーチック氏を挙げています。現在は、人道的・教育的奉仕プロジェクトのために米国内のクラブ・地区がアルバニア、コソボ、ウクライナのロータリークラブとパートナーシップを結べるよう援助しています。
高等教育、コンサルティング、エンターテイメント業界における職歴を有し、ペンシルベニア州立インディアナ大学でリーダーシップ研究の博士号を取得。ロータリー財団をはじめ数多くの地元機関・国際機関から賞や表彰を受けています。
2024-25年度会長テーマ:「ロータリーのマジック」(The Magic of Rotary)
「誤解しないでください。私たちは魔法の杖を振って呪文を唱えるだけでポリオを根絶したり、世界に平和をもたらしたりするわけではありません」とアーチック会長。「それは皆さん次第です。プロジェクトを終えるたび、寄付するたび、新会員を迎えるたびに、皆さんはマジック(魔法)を生み出すのです」
アーチック会長は、ドミニカ共和国で浄水器の設置活動に携わったときにロータリーのマジックを目にしました。汚い水がフィルターに入り、反対側から透明な水が出てくるのを見ていた少年の一人が、袖をつかんで「もう一度魔法を見せて」と言ったといいます。「もちろん、その浄水器が魔法なのではありません。浄水器を輸送し、設置し、現地のリーダーと協力してメンテナンスを行うために、私たちは懸命に活動しました。安全な水を簡単に入手できれば自分たちの人生が変わるということを、少年たちは知っていました。私が少しでもその力になれたと知ったことで、私の人生も変わったのです」
平和を優先する
アーチック会長は、ロータリーの行動計画を推進し、継続と変化のバランスを取り、平和のために活動するよう会員に促しました。2025年には「分断された世界を癒す」をテーマに会長主催平和会議を開催する予定です。世界各地の名門大学に拠点を置く平和センターは、現在140カ国以上で活躍する約1,800人の平和フェローを育ててきました。トルコのイスタンブールにあるバチェシェヒシュ大学に設置される最新の平和センターでは、2025年に第1期フェローが学業を開始します。
ポリオ根絶へのコミットメントについても繰り返し触れ、ポリオプラス・ソサエティへの参加や各地区でのソサエティの創設など、ポリオ根絶のために全力を尽くすよう呼びかけました。「ポリオは今も私たちの最優先事項であり、最大限のコミットメントが必要とされます。成すべき重要な仕事はまだ多くあります」
継続と変化のバランス
「この計画は、ロータリーの最善のアイデアを捨てるのではなく、それを土台として築いていくもの」とアーチック会長。「私たちは、バランスを取るという難題に直面しています。自分たちを変えつつも、自分たちの真の姿に忠実であり続けなければなりません」クラブでの体験を会員にとって魅力的なものとするために、多様性、公平さ、インクルージョン(DEI)の原則を取り入れることも呼びかけています。「DEIを受け入れれば、共通の目的のために結束しやすくなります。ともに献身し、力を注げば、ロータリーは最も効果的で時代に即した存在になることができます」
ステファニー A. アーチック 国際ロータリー会長